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HOME>>Race Result>2005 AFR Round 7&8 Zhuhai 珠海(中国)
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◎2005.8.11(木)

 午前10時の便で成田を出発しました。香港空港に到着したのが15時過ぎ。空港を出たのが15時30分過ぎで、そこから珠海まではフェリーで1時間ちょっとかかります。さらに、フェリーターミナルからサーキットまでは15分くらいかかってしまいます。
 あすは30分の走行が1回しかないため、初コース、初マシン、初海外の3拍子そろった私にとって、本日走行できるのであれば少しでも走行したい気持ちでサーキットに向かいました。同行していただいたデジテックの中川さんの機転とかなりデンジャラスなタクシードライバーのおかげで、何とか最終の走行に間に合いました。

p001 現地に到着してすぐにレーシングスーツに着がえ、早速マシンに乗り込むと、何とエンジンスターターのトラブルでエンジンがかからずにかなり慌てました。スターターを交換している時間がないため押し掛けでエンジンを始動し、4周だけでしたが何とか走行することができました。
 ですが、あまりにも急いでいたためにイヤープラグ(耳栓)をつけ忘れ、4周だけの走行でしたが耳をやられて夜まで少し聞こえにくい状態になってしまいました。FJの時には必要ありませんでしたが、このクラスになるとエンジン音で耳をやられてしまうため、イヤープラグは必需品です。

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◎2005.8.12(金)

p002 本日の走行は、17時40分からの1本(30分間)だけです。
 走行までにかなりの時間があったため、昨日できなかったシート合わせを行いました。マシンに座った状態で発泡ウレタンを背中から流し込み自分の体にぴったり合ったシートを作るのですが、ウレタンが固まるまではシートに座ってじっとしていなければなりません。それも固まるまではかなり高温になるため、まるでサウナの中にいるような暑さでした。固まった後は担当メカニックのクリスピンと片言の英語で会話を楽しみしながら、シートを完成させました。

●フリー走行1(17:40-18:10) 路面:ドライ

 いよいよ本格的なフリー走行の開始です。

p003 前日の走行とは違い、今回は自分のシートで走れたこととしっかりイヤープラグもつけていたため、タイム的にはトップに遠く及びませんでしたが、周回を重ねるごとにサーキットやマシンの操作にも徐々に慣れていきました。
 サーキット走行自体が半年以上ぶりで、マシンもコースも初めてだったので、あすのことを考えるともっと走りたいところですが、本日の走行はこれで終了。走行終了後にインストラクターの中尾さんにデーターロガー(※)のデータを見ながらドライビングについていろいろとアドバイスをいただきました。 (※マシンに搭載されている装置で、走行終了後にこれを見るとラップごとの車速やアクセル開度などの詳細なデータがわかる。)

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◎2005.8.13(土)

●フリー走行2(09:50-10:20) 路面:ウエット

 FJ時代に仙台ハイランドの雨で鍛えたのが功を奏したのか、このウエットの走行では総合8番手タイムを出すことができました。

●予選走行(13:10-13:30) 路面:ドライ

 雨も完全に上がり、ドライでの予選走行となりました。
 ニュータイヤに履きかえ、予選セッションに臨みました。結果は、渋滞にはまってしまったこととまだマシンを完全に扱いきれていないこともあり、28台中18位に終わりました。
 その後、併催のルノーキャンパスの決勝が開始されようとする頃から、台風の影響で雨、風、共に強くなってきました。テントも吹き飛ばしてしまうくらい、本当に強い風と雷雨でした。そのため、17時30分から予定されていた第1ステージ決勝(10周)はあすに持ち越されることになりました。

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◎2005.8.14(日)

 昨日予定されていた第1レースの延期に伴い、本日予定されていたウォームアップ走行がキャンセルされ、第1レースへと変更になりました。

●第1レース(10:30〜10周) 路面:ドライ

p004 スタートは決まりましたが、中段からのスタートのため1コーナーでは行き場がなくなり、1つポジションを落としてしまいました。その後、前方のマシンのコースアウトと1台をオーバーテイクしたことにより16位までポジションを上げましたが、最終ラップのT9コーナーで片輪を芝生に落としてしまい2台に抜かれ、結局予選順位と同じの18位でのフィニッシュとなりました。

第1レース決勝結果
http://www.frdsports.com/en/a_renault/2005r7.htm

●第2レース(15:20〜10周) 路面:ドライ

 第1レースでは、前方のマシンのペースにはまってしまいなかなか抜くことができなかったため、今回のレースでは自分のペースを崩さないように心がけて臨みました。
 第1レースよりもスタートは決まり、1コーナーまでに3台をかわし15位に浮上しました。前方を走るカーNo25のドライバーのペースやクセは第1レースでわかっていたので、3ラップ目に1コーナーでなんなくかわすことができました。それで、14位に浮上。6ラップ目にはもう1台をかわし、13位まで浮上しました。しかし、その時点で前方とはかなりの差が開いていたので残念ながらそれ以上順位を上げることはできませんでした。
 少なくともその順位でチェッカーを受けたかったのですが、8ラップ目のT7コーナーで他のドライバーの撒き散らした砂利に足元をすくわれオーバーラン。何とかコースアウトは免れましたが、その間に後続の2台に抜かれて15位まで順位を下げてしまいました。
 結局そのまま15位でチェッカーを受けました。しかしレース後、スタート時にグリッド上のラインを踏んでいたことが発覚して最終結果に対して30秒のペナルティを受けてしまい、最終結果は20位という結果になりました。

第2レース決勝結果
http://www.frdsports.com/en/a_renault/2005r8.htm

 今回は大変悔しい思いをしましたが、2レースを完走したことでマシンにもかなり慣れることができました。また、最低限の目標であったノークラッシュ、ノーコースアウトでの完走は果たすことができました。
 次回の上海では、まずは入賞を目指し、最終的には必ずトップ争いができるように持っていきますので、皆さん、応援のほど、よろしくお願い致します!

 
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笠江友和 
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